日常の行ないの表層下に隠された、
これまでなにひとつ起こらず、すべてが沈黙している
奥深い基層に気づいたことはないかね?
「ウパニシャッド」には、生は一本の木にとまっている
二羽の鳥のようだと記されている。
一羽の鳥は木のてっぺん高くにとまり、動かず、沈黙している。
まるでいないかのように。
もう一羽の鳥は 枝から枝へと、実から実へと飛び移り、
戦い、奮闘し、届こうとしている。
ひじょうに緊張し、疲れ、欲求不満になっている。
「ウパニシャッド」は、この二羽の鳥があなただと言う。
低いほうの枝では一羽の鳥が飛び跳ね、突進し、
大急ぎで、あれこれとやっている。
高いほうの枝にはもう一羽の鳥がとまりつづけ、
低いほうの鳥と、その鳥がやっているばかげた努力を
ただ見守っている。
が、その両方があなただ。
Osho