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不幸であるときには冒険的になれない

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こう言うと、多分ひどく奇妙に思えるだろうが、
苦から飛躍するのはむずかしい。
 
幸福から飛躍するほうが楽だ。
 
幸福であるときに飛躍するほうが楽だ、
というのも、幸福とともに勇気が現れるからだ。
 
幸福とともにより高い至福の可能性が開け、
幸福とともに世界全体が我が家のように思える。
 
苦においては、世界はまさにひとつの地獄だ、
そこには希望はない。
いっさいが絶望的だ。
するともはや跳躍は可能ではない。
 
苦のなかで、
人は臆病者になり、そして苦にしがみつく。
 
というのも、
少なくとも、この苦は既知だからだ。
 
不幸であるときには冒険的になれない。
 
冒険には内側の微妙な幸福が必要だ。
 
幸福であれば、既知を去ることができる。
 
幸福だからこそ、未知を恐れない。
 
すでに幸福が深い現象となっているからこそ、
「どこにいようとも自分は幸福だ」
とわかっている。
 
マインドが肯定的であれば、
「地獄などない」とわかっている。
 
自分がどこにいようとも、天国はそこにある。
それで 未知のなかへと入れる。
 
なぜなら「天国はいつも自分といっしょだ」
とわかっているからだ。
 
 
Osho
 
 
 
 
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